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従来理論を超える騒音対策の実例

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従来理論を超える騒音対策の実例

騒音対策の基本は、(1)吸音、(2)遮音、(3)その組み合わせであると長く言われてきた。しかしヒビノサンオーでは、それに加えて(4)板振動対策としての制振、さらに(5)防振という視点を組み合わせることで、従来では難しいとされてきた防音対策を実現してきた。我々は「音」だけでなく「振動」に着目することで、新しい解決策を見出してきたのである。象徴的な事例が、風力発電タワーの騒音対策だ。高さ約80m、板厚25mm、直径約5mのタワー内部で、増速装置の振動が共振し、250Hzの「ブーン」という低周波音が発生していた。調査の結果、タワーの板振動が音を二次発生させていると判断し、4mm厚の制振シートをタワー内面の上部4分の1に貼り付ける対策を実施した。温度条件はマイナス10℃から100℃を想定し、40cm角に切ったシートを10mm間隔で分割貼りする方法を採用。1枚1.3kgのシートを分散して貼ることで、仮に一部が剥離しても全体に影響が出ない施工とした。その結果、騒音クレームは解消された。同様の考え方は、三重県熊野市の上水道給水タンクでも効果を発揮した。

ステンレス製の大型タンクが給水時に共振し、80ホン以上の騒音を発していた。静かな地域で突然発生する騒音に対し、タンク上部の凸凹形状の天面へ制振ゴムを丁寧に施工したところ、騒音は大幅に低減し、問題は解決した。さらに、新神戸駅近くの建物では、空調設備の制約から消音チャンバーの板振動がホールへ直接伝わる問題があった。このケースでは、板厚1.6tの外側に制振シートを追加することで振動と音の伝達を抑制した。これらの事例は、単なる吸音・遮音だけでは解決できない騒音問題である。ヒビノサンオーは従来の理論に制振という発想を加え、騒音対策の可能性を広げてきた。私たちは、現場ごとに最適な組み合わせを考え、これまでにない騒音対策を実現していく会社である。

ヒビノサンオーの防音・消音設備

騒音対策で重要な振動の視点

騒音対策というと「音を止める」「音を吸収する」といった発想が一般的である。しかし実際の現場では、音の原因が“構造物の振動”であるケースが少なくない。機械や流体による振動が鉄板や構造体を揺らし、それがスピーカーのように音を発生させてしまうのである。こうした場合、吸音材や遮音壁だけでは十分な効果が得られない。制振材によって構造物の振動そのものを抑えることが、根本的な騒音対策につながるのである。

ヒビノサンオーの防音・消音設備
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