SOUNDPROOFING BLOG
子どもの笑顔を守り、まちの静けさも守る防音設計

幼稚園や保育園における防音対策は、もはや特別な配慮ではなく、これからの施設づくりに欠かせない重要な要素だ。従来、防音といえば工場や交通機関、商業施設が主な対象であった。しかし近年、幼稚園・保育園においても近隣からの騒音に関する声や、職員の聴覚への影響が問題視されるようになっている。園児の声は高周波成分が多く、大人の声よりも遠くまで響きやすい。運動会や送迎時には、瞬間的に100dBを超えるケースもあり、園児の元気な活動とともに発生する音のエネルギーは想像以上に大きいのである。こうした音環境が日常的に続くことで、周辺住民だけでなく、園内で働く職員にも負担が蓄積されていく。
にもかかわらず、新築や増改築の設計段階で、園児の声や走行音、跳躍音への対策が十分に検討されていない例は少なくない。その結果、開園後に近隣からのクレームが発生し、運営や職員の精神的負担が増すケースも見受けられる。最悪の場合、増設や運営方針そのものの見直しを迫られることもある。我々ヒビノサンオーは、こうした問題を「騒音」ではなく「環境設計」の課題として捉えている。防音対策は子どもたちの活動を制限するものではなく、むしろ安心してのびのびと過ごせる空間をつくるための基盤だ。さらに、保育士の難聴予防や職場環境の改善にも直結する。子どもの声を守り、近隣との共存を実現する。そのために、これからの幼稚園・保育園には、設計初期からの防音計画が不可欠である。我々は、防音の専門会社として、施設・地域・人をつなぐ音環境づくりを通じ、時代が求める新しい園づくりを支えていく存在でありたいと考えている。

”完成後のトラブル”を防ぐ防音という投資
防音対策は、クレーム対策として後付けで行うと、工事費や運営への影響が大きくなりがちだ。設計段階から音の拡散や反射を考慮することで、追加工事や住民対応の負担を大幅に軽減できる。ヒビノサンオーは、完成後に問題が顕在化する前に「予防する防音」を提案している。 防音はコストではなく、施設価値を守るための投資である。


